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[コメント] 続・黄金の七人 レインボー作戦(1967/仏=伊=スペイン)

なまじストーリーがあったことで、これを追っかけていく凡庸な展開になり、前作の独特なノリが楽しめない。退屈なマラソンだったがトラックに戻ってくる頃から俄然盛り上がって1点増し。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どう盛り上がったかつぶさに語っちゃってるので未見の方はご覧にならないで!

自白器にかけた将軍の脳内の映像あたりから、だんだん調子があがってくる。自由の女神(?)のボッサナに向かって「大統領万歳!」といったり、教授が将軍を連れてホバークラフトで戻ってくる絵、『サンダーボール作戦』でも使っていたランドセル型ジェットで空中に浮かびながら「わたしアメリカに帰るの」というボッサナ、逃げ出すところを見つかったのに「将軍、ぜひアメリカにいらしてください!お待ちしてます」と切り返す教授のとぼけ。仲間のところに帰ってみれば金塊を盾にわけのわからない銃撃戦。『ソナチネ』が影響を受けた海岸での虚無なおふざけが終わってからは短距離走! 「結局、またこれかい!」の作戦は前作の映像をそのまま流用するセンスの良さ。二転三転する作風をセルフパロディーする将軍の部下の最後の台詞でFIN。あー最後にこれだったら前半もっと詰めちゃえばよかったのに!と残念でしかたない。

(評価:★4)

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