この全編ハラハラドキドキのサスペンスの連続にマイッタ！！ この二人の男のからみあい、すれ違い、ぶつかり合う運命に「これはもしかしたら、男と男の愛情物語なのかも！？」と勘ぐってしまうくらい。

悪だけど善。善だけど悪の仮面を被り、二人の舞踏は無間地獄の中でクルクルと廻り続ける。 本当の姿はお互いにしか知らないままで。

コレを「究極の恋愛」と表現せずに何と言ったらいい？友情？？いや、そんなナマッチョロイものではない。 お互いの全存在を賭け、真実の姿はお互いにしか見せないままで、こんな激しく愛憎を交わしあうなんて、もう、イヤンバカン。エッチー☆（壊）

こんなエロい友情は久々。 男心に男が泣いた。香港映画のあの黄金時代よ、ジョン・ウーよ。 その宝石箱の夜景の輝きの下に潜む、黒い黒い、返還前の香港の夜の闇よ。 思わず、「銃撃の中を飛び交う白い鳩」の幻影が見えたしね（＜電波）

あぁ、アリガトウ。こんなに素晴らしい映画をアリガトウ。 また香港に行きたくなったよ。