[コメント] 野良猫ロック 暴走集団’71(1971/日)
藤田敏八の自由奔放さがいい形で出た快作だ。いい加減な描写も多いけれど、例えば、原田芳雄、藤竜也、夏夕介、常田富士男ら、ヒッピーの共同生活のシーンやラストの鉱山跡の西部劇志向も含めて、演出はユルイがよく見せている。
稲葉義男の邸宅の前での唐突なザ・モップスの登場も面白い。ただ、女優については少々不満が残る扱いだ。范文雀は、中途半端に退場してしまうし、何よりもヒロインの梶芽衣子が、中盤からずっと監禁されており見せ場がない。梶は、ラストの銃撃戦まで絡むのだがホントにいいところ無しで終わってしまう。
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