[コメント] 必殺!III 裏か表か(1986/日)
大江戸金融業界の裏事情。いつになく正義感に燃える中村主水。 集団時代劇の名手工藤栄一がメガホンを握れば、仕事人たちも“暗殺”ではなく“集団ゲリラ戦”だ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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両替商組合の情け容赦ないやり方に、いつになく正義感に燃える中村主水。普段と違う行動をとると決まって良くないことが起こるもので、一転して大ピンチ!
クライマックスの攻防は嫌が応にも『十三人の刺客』を彷彿とさせる。TVシリーズでレギュラーだった京本政樹、柴俊夫、笑福亭鶴瓶達も次々と討ち果ててゆくショッキングな展開。
工藤栄一はTVシリーズの演出を何本も手掛けている常連監督だ。劇場映画である本作ではTVシリーズの趣向とは違い、キッチリと自分の得意分野である集団抗争劇として上手く料理している。
千葉ちゃんや真田広之といったゲストばかりが大活躍してレギュラー陣が霞んでいた深作欣二監督の次作『必殺4 恨みはらします』よりも、レギュラー陣が大奮闘する本作の方がTVファンも大満足の展開だったのではないだろうか。
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