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[コメント] 黒薔薇昇天(1975/日)

ただでさえ分化の怪しい経済とアートの現場に純愛が混ざりこもうとしている。いくら動機が愛だと訴えても感情を説明せずにはいられない口舌が愛を記号に還元する。
disjunctive

そもそも奇人に愛は不可能なのだが、奇人だからこそ口舌に乗せられて人造された愛の現場にのめりこんでしまう。愛の芽生えが禁じられるポルノの現場にあって人造であろうと尽力するうちに、純愛を保証する背徳へ人間たちはたどり着く

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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