[コメント] いとこのビニー(1992/米)
ほとんど予定調和な展開。ただし、伏線と辻褄、役者がきっちりはまっていて、何度見ても楽しめる調和感である。060710
「どーせこのドジな主人公がだんだんかっこよくなるんだろ?」と思ってたら、予想を裏切らずにそのまんまな展開。だけど役者がそれぞれにはまり役だし、お決まり展開を彩るギャグや伏線も良質で、最後の方では「いよ、待ってました!」とでも声をかけたくなるような楽しさを味わう。良く出来たコメディは、細かいギャグや伏線に溢れていて何度見ても新しい発見をしながら楽しめるものだが、この作品がまさにそんな感じ。「こんなに上手くいくかよ!」と思いつつ、ニコニコしちゃうのである。
映画紹介番組での情報によると、上映当時、地味なキャスティングとストーリーなので前評判は芳しくなかったが、見た人はちょっとした宝物を見つけたような気分になり、リピーターと口コミによって徐々に動員を増やしていったんだとか。
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