[コメント] 大アマゾンの半魚人(1954/米)
1時間20分という上映時間の短さの割にはなかなか濃い内容。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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化石調査のためにアマゾンのブラック・ラグーンにやってきた調査隊を半魚人が襲う怪物ホラー映画。
恐怖演出やアクション要素をかなり盛り込んでいて、1時間20分という上映時間の短さの割には濃い内容。半魚人も白昼に堂々と現れ、水中から泳いでいる人間を狙ったり、夜に船に現れ乗組員を殺すなど存在感があり、50年代の怪物映画の恐怖演出としては悪くない出来。
またストーリーも、人間側から見た半魚人を悪キャラとして描きながらも、半魚人の側から見た人間を、半魚人の住処だった湖を荒らす悪側のキャラとしてきちんと対象的に描いていて興味深かった。ラストも半魚人を殺さずに人間が見逃すという展開は好感が持てた。
見どころとしては半魚人の動きが実に自然で、人間を襲うシーンや泳いでいるところが違和感なく作られているところや後半に主人公が水中で半魚人の攻撃をかわしながらも障害物を退かすところは緊張感がありよかった。ヒロイン役の女優も美人どころを使っていて魅力的。
ただ、半魚人がヒロインを誘拐してからの救出が本来のメインの展開の割にそれまでの半魚人の登場シーンに長く時間を使っていて中盤少々だれてしまった印象。それと半魚人が水中で人間を襲うシーンをもっと作っても面白くなったと思う。
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