[コメント] 黒い画集 第二話 寒流(1961/日)
一般論として、悪徳や反逆や滅びには美学を期待するのだが、ほとんど不快な嫌悪感と無力感が支配する後味の悪さが絶品。その嫌悪が重役たちにも、女にも、主人公にも向かわず、世の中って、そうだよなと思わせる絶望ぶりは鈴木英夫の計算外の収穫にも見える。
(ぽんしゅう)
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