[コメント] 恋はデジャ・ブ(1993/米)
クドさを逆手に取ったギャグがツボをうまくつく。笑えるが、もっとシリアス路線に行けばコメディと両立して良かったのに・・・。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
自分はこの映画の序盤のユーモアが好きで堪らない。主人公が同じ日を繰り返し続けるという発想は間違いなくクドいだろう、と思っていたのだが、それを逆にうまく利用された感じ。序盤、毎朝同じシュチュエーションに出会い続けるのだが、そこの変化のさせ方が絶妙。コメディとしてつぼをしっかり押さえているというか。毎朝、ハイテンションの胡散臭いメガネのやつを、4度目ではぶん殴った時とか爆笑でした。前半はクドさを絶妙に抑えた演出に完敗でした。
中盤から1日を繰り返すことをうまく利用して、女を口説きに入るときも、その男なら誰もが考えそうな発想に親近感。透明人間になったらエロの方向に利用する、それと同系の発想が暖かいです。そして、ラブシーンがおそらく意識的にワザととらしく演出されてるのが、笑える。ビル・マーレーとアンディ・マクダウェルの雪の上でのラブシーンのいかにもな間が何故かツボでした。
その後の展開なのだが、キャラクターの台詞などから推測して、もっと1日1日の大切さ、みたいなことを深くついてくるのかと思ったのだが、最終的には普通のラブコメで終わってしまったのが残念。コメディとシリアスをうまく良質出来る内容だと思ったのだが、その期待には応えてもらえなかった。 明日がやって来てハッピーエンド、という結末は誰もが予想できるのだがら、もう少しメッセージ性を込めて欲しかった。惜しいです。コメディとしては合格点ですが・・・。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。