[コメント] アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1968/独=伊)
この作品にはストローブ=ユイレと聞いて反射的に身構える我ら映画マニヤが求めるような寓意も政治性も含まれていないように思われる。あるのは純粋な音楽への愛着、偉人への畏敬と共感であり、画面への評価は幕間の何其れ以上に演奏シーンに於ける揺ぎ無き即物性に対して行われるべきではなかろうか。いずれにせよ、画面にばかり執着して楽曲の展開を聞き漏らすようなら、居眠りするのは必定。
(町田)
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