[コメント] キートンのハイ・サイン(1921/米)
キートンが身体を張るだけではなく、大道具だったり特撮が光る作品にハズレは皆無と言って良い。アーバックル作品から独立し「キートンが本当に撮りたいもの」がひしひしと伝わってくるんだよね。やっぱりこれが正真正銘の初監督作品だろう
この傑作、キートンは当初満足せず、公開を1年遅らせたのだから驚き。この公開にしても、キートンが骨折した為に、リリースする作品が無いということで急遽劇場に掛かった作品である。もしかしたら、お蔵入り?なんてことも考えられる。何が気に食わなかったのか、イマイチ分からないが、おそらくこの忍者屋敷なネタ(建物そのものをいじくるネタ)が後の『マイホーム』において更にパワーアップされているのではないか。
唯一、僕は中盤でダレているように思えたりしたが、ラストを駆け抜けるギャグの数々は見事としか言いようがない。
射撃場でチャップリン風の紳士と対面した時は、一瞬ドキッとしたな(笑)
記念すべき初監督作品だし、ここはキートンに捧げる★5つだ!
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