[コメント] 赤毛のアン アンの結婚(2000/カナダ)
映画としては文芸ドラマというより戦争を絡ませたメロドラマになってしまった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『赤毛のアン』シリーズの第三段にして最終章。
前作から13年たっているのに同じキャストを再び再結集させている所はある意味すごい。
ただ、13年前の前作とストーリーの整合性がやはり合わない所が所々に見えるのが辛いところ。過去の二作がアンの成長ドラマをメインにしてのに対すると今回は第二次世界大戦やメロドラマ的な新聞記者との恋愛エピソードなど『赤毛のアン』にあまり合わないのような要素が増えた感じ。
恋愛エピソード自体はアンとギルバートの関係の親密さが過去の二作でちきんと描かれていた分、アンが行方不明になっていて生存も確認できない立場でいるギルバートと新聞記者のギャリソンとの間で迷う乙女心みたいな部分がしっかりと描かれていて良かった。
アン役ミーガン・フォローズは過去の二作のイメージとはまったく変わってしまったが、アクションも頑張っていて演技は悪くない。
この映画を楽しむポイントは過去の二作とのギャップを気にせずに見られるかどうかだと思う。映画自体は全く別物っぽい感じなので過去の二作との比較で見なければそこそこ楽しめるといったところか。
一つ気になった点として、アンがパリで別れたダイアナの夫フレッドがあの後無事にカナダに帰れたのか気になるところ。
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