[コメント] 日本最大の顔役(1970/日)
次郎長ものの構成を換骨奪胎した、泥臭い日活任侠劇そのものでありながら、東映実録路線を狙いナレーションを多用、人間ドラマのイロハを無視したのはどうあっても失策。井上昭文以外のキャラクターがなかなか動かない上に、あっさりと男たちが死んでゆく逸話群に、日本現代史をムリヤリ当てはめる几帳面さはマイナスにしか作用しない。
(水那岐)
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