[コメント] デュエリスト 決闘者(1977/英)
まるで動く絵画として見せるかのように、各シーンが非常に丁寧に撮られていて好感が持てる。まずは背景ありきの監督なんだなぁ、とあらためて思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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とはいえ、しつこい位に延々と続く決闘の物語も面白かった。年月を経るごとに決闘の具体的な原因も曖昧になり、互いのプライドのための戦いとして、決闘という行為そのものが純化されていく。ラストの苦渋に満ちたハーヴェイ・カイテルの、あの表情。ある意味彼は、肉体的な死よりも残酷な「死」を宣告されたのだろう。
(2007/1/1)
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