[コメント] ワイルド・ギースII(1985/英)
先ずは「どこが『ワイルド・ギース』やねん!!」と、タイトルに対してツッコミたくなくなる。しかし、各組織間の思惑に巻き込まれるフリーの傭兵達がカッコ良く描かれていて、思いのほか見応えのある作品だった。
『ワイルド・ギース』は傭兵達の戦争アクション映画だったが、今回は傭兵達の諜報活動を描いたスパイ映画だった。裏切りと非情の駆け引きが展開されるスパイ映画に弱い僕は、このストーリー展開はかなりお気にいリ。
とにかく邪魔なのは役立たずの「おしかけ女房」的バーバラ・カレラ。そんな女とイチャイチャしてるスコット・グレンのキャラ設定も、ありきたりで面白くない。むしろ最高にハマっていたのはエドワード・フォックス。『ジャッカルの日』同様、ふてぶてしくて頼りになるスナイパーを見事に演じていた。
盛り上げた割に、このラストには少し拍子抜けしたが、最晩年のローレンス・オリビエ卿の演技が拝めるだけでも価値ありと見ました。
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