[コメント] コール(2002/米=独)
映画を見終った人むけのレビューです。
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原作は未読なので、1つの映画として評価。どうやら、脚本家であるグレッグ・アイルズはドイツ人のようだ。彼自身が脚本を務めているが、どの程度の脚色を加えているかが気になるところ。こればかりは原作を読まないとわからんね。
ただ敢えてラストに言及するならば(笑)、犯人達の(特にジョーの)、あんな半端な描き方で終わることの意味が解らなかった。ジョーは即死してしまい、「彼が掴んでいた真実」や「ケイティへの思い」等が全く読み取れない!陳腐な演出だが、これではダイイングメッセージがあったほうが良いだろう。アメリカ映画な特撮が目立つことに疑問は残るし、前半にあった不気味な(ある意味で美的な)雰囲気が台無しになってしまっている。特撮の疾走感で切り抜けようとするのは卑怯だ。
それでも演者のほうは文句無しに上手かったし、感情移入さえ出来る。尚更、お粗末な箇所が目立つという結果になってしまっているが。シャーリーズ・セロンはアカデミー女優の片鱗を伺わせてくれたし、ケビン・ベーコンおじさんはアソコをチョン切られてしまうかも!?という、いかにも彼らしい体当たりの演技を楽しませてくれた(笑)。
正直いってダコタ・ファニングの存在は、あの出演時間ながら目を見張るものがあった…。『I am Sam』は未見なので本格的に観たのはこれが初めてだったが、いや、やはり彼女が評価される理由がわかる。これでは特別視しちゃうなぁ…。可愛さ以上に演技派であることを確認できました(笑
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