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[コメント] 東京のえくぼ(1952/日)

展開といいリズムといいメッセージ性といい、本物のキャプラ・タッチが日本にも存在した。モダンな上原謙の丸の内のビルと、江東区の丹阿弥谷津子一家の住まいの和洋あるいは貧富の対比の絵に描いたような映画らしさ! 
ジェリー

特にこの映画のメッセージ性の中核を作る、柳家金語楼の語る「盲判」の論は、文学でもなく、演劇でもなく、映画芸術による実に映画的な価値転倒の輝かしい金字塔だ。

(評価:★5)

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