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[コメント] 泪橋(1983/日)

脚本の唐十郎の演劇臭が観念的映像となって時折画面を支配しようとし、映画監督として黒木和雄が引き戻す。そんな繰り返しの中に主たる物語は埋没していくのに、枝葉の設定をちょこちょこ増やしていくのが哀れな程辛い。
sawa:38

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男:過激派・やくざの情婦・鈴ヶ森刑場

女:イエスの方舟・殺人事件・指輪・戦犯の父・近親相姦

これらのキーワードのどれひとつとっても未消化。というよりもただ触れただけ・・・そこに深い鍵が隠されているようでいて、何ひとつ描かないし語らない。ただただ触れただけ・・・

かと言って作品の根幹たるエピソードは弱々しいままで、何の肉付けも為されないまま放置され、観念的な映像に「逃げ」ていく。

映画としての「文法」が決定的に間違っている気がしてならない。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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