[コメント] 大菩薩峠(1960/日)
ラスト近く雷蔵と山本富士子が二人きりになる部屋でのテンションは文句無く素晴らしい。こゝは内田吐夢版の同シーンよりも傑出していると云えるだろう。霊的存在を画面に出さずに強烈に印象付ける三隅演出の手腕は怪談ものとして見ても第一級だ。連作として次作に繋げるクロスカッティングもこれはこれで見事なものだと私は思う。
(ゑぎ)
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