[コメント] 大菩薩峠 完結編(1961/日)
本筋と無縁の脇筋ばかりが延々と続き、玉緒は使い回され、富士子はもはや用済みと切られる。支離滅裂を極めるストーリーは、オリジナルのラストに到って初めて語るべきものを見い出す。完全オリジナルの脚本に取り替える勇気なきばかりに、仏道的無常観は生きることがなかった。破局の中、慟哭する雷蔵の姿のみに加点。
(水那岐)
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