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[コメント] マルクス捕物帖(1946/米)

数年のブランクがあっても全く色褪せることがないマルキシズムに脱帽した。あの有名なギャグに始まり、掴みは最高。特筆すべきはハーポの活躍で、やっぱり彼のギャグが炸裂しなけりゃね!戦後で、しかもナチ相手というスパイスも効いてる
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







喜劇映画史上、最も付け入る隙のないコメディアンがハーポ・マルクスなんじゃないか?ちょっと大袈裟な表現かもしれないし、彼が唖というキャラクターだということもある。ただ、天才なことに間違いはないよ。絶対。

兄弟にしても驚くことばかり。戦後作品ということでブランクがあっても、全く変わらぬ作風とギャグの応酬。あのモチベーションの高さはどこからくるのか…。

いちばん笑えたのは冒頭の建物が崩れる有名なギャグ、そしてやはりクローゼットの攻防戦!思わず、笑うことも忘れて、口をあんぐりあけてしまった…(笑)

しかし、いちばん印象的なシーンは?と訊かれたら「ハーポが宝の隠し部屋を発見してハープを演奏するシーン」と答える。宝を発見した時のハーポの顔、絵画と同じ顔(得意の目を丸くして口を尖らせる顔)、そしてハープを演奏しているときの超がつくほど真面目な顔。

心に響くシーンだ。

(評価:★4)

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