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[コメント] 王になろうとした男(1975/米)

暴力装置の体現者たちが正統性という目に見えないオカルトとの距離感を図りかね、その戸惑いが場面によって宗教的権威への感受性を変えるグルカ兵に投影されている。
disjunctive

男は政治と呼ばれる正統性と物理的暴力の中間項に活路を見出し、政治が性欲を掻き立てるわかりみ深い副反応に直面する。プロビデンスの目が首の皮一枚で世界観を統一するような薄氷は、皮の削げたコネリーの首級に本来ならば真っ先に脱落しそうな薄毛を残置する。

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