[コメント] 鏡の中の女(1976/スウェーデン)
幼少期のトラウマにとらわれ、孤独、不安、死に取りつかれている人のための一つの方向なのだろうか。
精神科医は3日やったらやめられないほど面白いと聞いたことがあるが、精神科医自身が精神的な問題を抱えて或いは乗り越えてきたのかもしれないと思ったり。
冒頭のマリアの表情と後半入院したエニーの表情が同じようで、リヴ・ウルマンの怪演に圧倒される。そして、マリアが回復しないのは、かつて自分が親たちにされたであろう大人目線の対応をしているからだと気づいていない悲しさ。
「実存とは」「愛とは」等、青っぽいセリフもなぜか深いものに感じる。
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