[コメント] スティーブン・キングのローズレッド(2002/米)
とても好感のもてたモダン・ホラー作品。モチーフである実在するウィンチェスター邸にまつわるトゥルーストーリーの方がミステリアスではあるものの、本作は主人公一行と一緒に"ミステリー・ツアー"に回るような楽しさが味わえ個人的に高評価。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主演のトラビスのもともとファンだったのが。彼女はフワフワのウェービーヘアーとほんわか微笑む優しい雰囲気が、本来の魅力である女優。しかし本作では野心に燃える研究者であるために、キビキビしていて顔も痩せて引き締まっているので、そのフワフワした雰囲気を期待していると、ちょっと意外。作品のテイストはキングの原作だけにリアルよりはファンタジックな要素の濃いモダンホラー。今回のミステリーの源が"古い屋敷"で、それが"生きている"という解釈なのでCGで不可思議な現象をたっぷり表現しており、真夜中に一人で観ているとゾクゾクした感じは楽しめる。研究家の博士トラビス筆頭にそれぞれに不思議な能力のある個性豊かな人々(サンズ、ブラウンetc)がチームを組んでこの不可解なお屋敷"ローズレッド"にて体験する事件がメインストーリー。ゆえに、まるで観ている自分も、その一向に加わって一緒に体験しているような気持ちが楽しく、この雰囲気が終わらないと良いなぁ〜と思いながらワクワク観られる。設定の粗さなどもあるが目をつぶれる範疇。ラストも完結としては、ふさわしく思えるものの、トラビスのファンとしては、ちょっと悲しい。
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