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[コメント] 女囚さそり 第41雑居房(1972/日)

梶芽衣子の超時代的アイドル顔が白石加代子の情熱的なニューシネマを朗誦劇として再構成してしまう。それはフェミニズムと対峙した昭和のモラルの混乱でもある。
disjunctive

秩序は渡辺文雄のインテリジェンスに救いを求めるも、文雄がこの劇画をあまりにも気持ちよく演じるために、むしろ男性性の重荷からのオスが解放されたような、去勢のよろこびという倒錯に至っている。

(評価:★4)

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