[コメント] ウルトラマンG〈グレート〉 ゴーデスの逆襲(1990/日=豪)
ウルトラマンや怪獣のデザインがいかにも海外風でしたが、ハリウッドで作った奴よりはずっと良かったです、はい。
日本から特撮アドバイザーとして参加した高野宏一は、現地のスタッフにまず「手前に物を置いて撮る」ことを教えたそうである。ところが外人スタッフからすれば、そんなことをしたらピンぼけの画面が出来上がってしまう、と疑問の声が挙がった。ぼやけた画面は画面ではない、と考えていたスタッフからすれば信じられないことだったらしい。
なので、高野氏はテストでカメラ前に物(ちょっとしたミニチュア)を置いて撮影させてみた。そして出来上がった画面を見た現地スタッフはえらく驚いたという。たったそうするだけで、画面の「奥行き」が誕生していたのである。この手法は円谷英二直伝の技術で、いくらスタジオが大きくても画面上ではなかなか表現できない「奥行き」を作り出すための技だったのだ。
試しに円谷英二が手掛けた特撮作品(特に怪獣映画)をいろいろ見て頂きたい。どこかで何かしら、手前に何か物を置いたカットというのがあるはずだ。
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