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[コメント] リクルート(2003/米)

根底にある設定(舞台etc)が地味だからか、展開にある程度の限界がある。しかしCIAによる2時間の「真実・嘘」講義は日常生活にも応用できてしまうという…意外にも身近なネタであった。勿論、それらを後押しするのは役者陣の秀逸な演技だ。
ナッシュ13

超エリート集団CIA!というわけで、敷居がかなり高いものの、基本的なメッセージは物凄く簡単なこと。そりゃあ本格的なスパイ活動をやられると、観ているこっちはスリラーにハラハラしてしまうもんなんだが、それからのラストへのくだりは素晴らしいものがある。脚本云々ではなく、本質的なこと。ジェイムズが徐々に真実に迫っていき、レイラはジェイムズを疑い始める。そして、その裏には精巧な罠へとジェイムズを追い込もうとするウォルターの存在がある。脚本を褒めたいところだが、如何せん役者の演技が上手すぎた。どうも「本質的」な上手さを感じてしまうのだ。(すみません…

ただ、敷居が高いものの物凄く地味。それでいてスパイらしさを醸し出そうとする中盤の展開には中途半端な印象を受ける。地味ならもっと地味で。内輪モメ(大袈裟な表現ですが)をメインに描きたいならば、その姿勢をラストまで崩して欲しくなかったものである。中盤でややダレた感あり。

やっぱりコリン・ファレルは素晴らしいよ。『タイガーランド』を観てから大好きになっちゃったけど、あの落ち着いた雰囲気はなかなかのもの。若くしてあのオーラだよ?一体何者よ彼は(笑)。今後はもっと大作出演が続きそうな気配がしますね。注目しまひょ

(評価:★3)

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