[コメント] 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946/米)
ファム・ファタールとしては幾分弱いが、それでも本作はラナ・ターナーの魅力で勝負した女優映画だ。彼女の登場シーンは床に転がったルージュに導かれる。それに円環となるようにエンディングもルージュが転がる、といった感じで彼女だけ特別に印象に残るプロットが用意されている。
ヒロインがこれだけ立ち過ぎても犯罪映画は弱くなる。本作の彼女は設定に対して美し過ぎるきらいがある。夫のセシル・ケラウェイと不釣り合いにも程があると思うけれど、いや、さらにジョン・ガーフィールドのリアリティとも相容れないのだ。中盤から登場するレオン・エイムズ、ヒューム・クローニン、アラン・リードの法廷関係者3人組が犯罪映画の臭いをプンプンさせて面白い。
#猫の感電死には驚いた。オードリー・トッターはワンシーンのみ登場。
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