[コメント] カラミティ・ジェーン(1953/米)
ドリス・デイの気張った演技と顔面芸を「可愛い」と思えるならじゅうぶん楽しめる映画だろう。この物語をカラミティ・ジェーンとワイルド・ビル・ヒコックを使ってやるという着想は面白いが、ミュージカルとしては物足りなさが残る。しかしこの楽しさに身を委ねないのはもったいない。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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ヒコックを演じるハワード・キールが先住民の母親の扮装をするなんていう馬鹿馬鹿しさもよいし、劇場の高低を使った演出も面白い(カット割りなしでデイがホールと二階席を行ったり来たりするミュージカル・シーン。キールに縄で宙吊りにされるデイ)。劇としてのテンションはアリン・アン・マクレリーのステージ・シーンからマクレリーとデイの同居ミュージカルあたりまでがピークで、恋愛模様に焦点が移ると、落ちる。
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