[コメント] アタック・オブ・ザ・キラー・トマト(1980/米)
当時、山ほど作られてた(今でも?)「ありきたりな恐怖もの」を痛烈に皮肉りかつ愛好する、創意に富む実験作品
思い切り誤解している気もするが、自分としては、監督のこういう声が聞こえる様な気がした。
「みんな映画会社のありきたりの演出に、工場で機械的に作られる様な映画で満足しやがって…お前等、トマトが主人公でも、記号的に怖がったり興奮したり感動したりするんじゃないか?」
たしかに、本作の公開当時、映画界はこういう雰囲気の入り口だった気もする。(今でも…そう?)
監督は、当時の映画界と、ズバリ観客の情けなさを憂う一人だったのではないか? もしそうなら(そうではないのだろうが)、本作の屈折しきった表現は頷ける、観客が相手じゃこういう表現法くらいしかない。予算もなかっただろうし…
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