[コメント] ペイチェック 消された記憶(2003/米)
SFと一口に言っても様々な種類があるが、本作品は気取らず、肩の力を抜いて楽しめるエンターテイメント性に溢れたSF作品。文学性や、緻密さを追求してはいけません。"なんかハリウッドSFでも観るか!”という気分時に直球で応えてくれる作品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アフレックは、以前からハリウッドスターたる華が無いと思っていたが、本作でもやっぱり華が感じられず、シーンによって顔の印象も異なる程。しかし、逆にその、アメリカならその辺をウロウロしてそな、あんちゃん的風貌がリアルさを増し、シュワルツネッガーとかトム・クルーズみたいな、どこを切っても正義のヒーロー!然としておらず観客が共鳴しやすい。
で、共演が「ガタカ」で、SFとの相性の良さを好演した近未来的美人サーマンなので、スクリーン上の雰囲気は彼女が一人で担ってくれる。
粗をつつくと近未来と現代の違いが微妙すぎて解り辛く、記憶除去装置だけがドド〜ンと未来テイストで異質で浮いていて違和感アリ。さらに、記憶を失う前のアフレックが、未来の自分に幾つかのガラクタを送っており、それがキーになって展開するはずが、意外とそのガラクタが活用されておらず脚本の力量の無さも露呈。
キャラクター設定においても次々と危機に見回れても、アフレックが、腕っぷしが強すぎて、バイクも仮面ライダー張りに乗り回すし…その辺はリアリティ皆無。
しかし、トータルで子供から大人まで楽しめる世界観に溢れバランスが良い!。ゆえに甘めの★4つ。敵役のクールなフィオールの存在感が効いてます。
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