[コメント] ギャザリング(2002/米=英)
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米英合作映画ながらも、米英で公開がされなかった作品。どうやらフランスのジュラルメール国際ファンタスティック映画祭を始め、ポーランドやオランダといった欧州各地の映画祭にて上映された作品のようだ(ジュラルメール〜ではブライアン・ギルバートが青年陪審員賞を受賞している。でもこの賞って何ですか…?)以上のことからIMDbの採点数が映画祭から1年経っても200に及ばない理由が伺える。…まぁ、そんなことはどうでもいいのだが…、クリスティーナ・リッチが大好き(体形含む)な俺にとって日本公開は本当にあり難い。GAGAよありがとう!そして鑑賞後、まず始めに思ったことは「地味に面白い」ということ。これは決して映画祭専用(極論だけど…)に留まった作品ではなかった。
話の主軸となる地下に埋もれた古い教会。更に言えば、キリスト処刑の像。物語のネタは2000年もの前にまで遡る。この長い年月が不気味なテイストを醸し出していたことは言うまでも無く、また、とても起伏にとんだプロットとなりホラー映画として成功しているように思える。
呪われた人々が処刑する姿を傍観する様は非常に気味が悪い。オチではそれが最大限に発揮される。キャシーも実は呪われた存在だったというネタは、勘の良い人ならば中盤くらいで予想できただろう(自分はラスト直前になってから笑)。しかし、それまでの伏線がとてもよく出来ているのでとても(不気味に)爽快だ。やや荒削りな印象も受けるが、それはご愛嬌。
サイモン(マイケル&エマ)を見つめる群集の目。キャシーの目。痛烈!
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