[コメント] 帰らざる波止場(1966/日)
ひどく展開が緩慢で苛立たしさの募る演出ではあるが、おとなの女優に脱皮後の浅丘ルリ子の表情演技はすばらしい。それを追うだけでもこのムードアクション映画を我慢して見通した価値は見い出せるだろう。そしてエンディングはこの物語の結論として見事に貫かれたテーゼの体現であり、これを見ればスローモーな展開も許しておつりがくるというものだ。
(水那岐)
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