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[コメント] グッバイ、レーニン!(2003/独)

ララ役のチュルパン・ハマートワが可愛すぎて画面に集中しづらかったという本音。
シオバナカオル

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







クライマックスへ向かう父との再会からは監督の手腕なのか、加速度がすさまじく物語にのめり込んでいってしまった。ジャンルはまったく別だが『ドニー・ダーコ』の世界にも漂っていた「何かが起きそうな」質感の空気描写が絶妙。

もっとコメディタッチのある映画だと思って手に取ったのだが、あの「ちょっとコワいけどワクワクもドキドキもする」質感に出会い、しかも家族の物語に泣けてしまうという嬉しいお土産つきで気持ちのいい映画だった。

映画全体的にお姉ちゃんの扱いが雑かなと感じたが、この物語はあくまで主人公の少年と、母そして家族、あるいは彼を囲む世界に住む人たちの物語であるので、いくら家族を大切に思っている主人公だとしてもお母さんの看病中に気になる女の子にまっしぐらになっちゃうように、お姉ちゃんといえども結局は自分じゃないんだと割り切っているように見えてそれはそれでいいのかなと納得した。

ちなみに、森での3つの家庭がそれぞれの糸でしっかりと繋がり穏やかな調和をとっているシーンは、最近妙に「家庭」という言葉が気になってしかたないお年頃の私をこの上なくこの映画の中で最も魅了した。(笑) 家庭をめぐる物語だから当たり前っちゃ当たり前なのだが、意識しすぎてしまった。はぁ、結婚かあ・・・。(笑)

(評価:★5)

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