[コメント] ひと夏の秘密(1979/日)
権力に虐げられた被差別者の怨讐という田中陽造脚本の根底に流れる主題を、武田一成演出や原悦子と田山涼成が引き受け切れず二流サスペンスの域に留まる。逆に居直り男錆堂連の軽快な軽薄さが魅力的なだけに残念。傑作になりそこねた快作。
おそらくアドリブのセリフだろうが、強姦まがいのシーンで錆堂連が連呼する「なーんもしねから、やらせろよ!」は、男の本性を言い当てた名言。笑えた。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。