[コメント] 東京兄妹(1994/日)
冒頭の構図がまず素晴らしい。物語がまだなにも始まっていないのに既に何かを語っている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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二人が暮らす家や生活圏の描写も美しく、全体を通しても喋る言葉は少ないがこの映画の情緒にはそれが合っている。そしてとにかく粟田麗の処女的な佇まいがすべての鍵。妹は彼ができて服装がガラッと変わってしまった。だけど兄が雑踏の中で妹と見間違えたのは、学生時代のときのような清楚でおとなしい服装の女の子だった。妹は妹。けれど、ラストシーンはどう解釈すればいいのか少し不思議な余韻を残して終わる。
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