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[コメント] オーシャン・オブ・ファイヤー(2004/米)

原題に「Hidalgo」と馬の名前を付けている割には描写不足の感がするが、ヴィゴ・モーテンセンの深みある演技の充実には目を瞠る。特に女性に対しての挨拶の仕方にしびれる。
トシ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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ヴィゴにとっては前作「R・O・T・K〜王の帰還」で女性に対して見せる挨拶の仕方、さりげない「会釈」はこうありたい、と思う非常に魅力的なものだったと思ったけど、今回のそれも負けず劣らずチャーミングだった。ストイックで男性的な魅力をぷんぷんとさせていてその存在感は群を抜いていた。この映画を見るまで、一人立ちはダイジョブか?などと不安だったのだが、 要らぬ心配だったようだ。

ラスト近く、ヒダルゴが鼻から血を出してまで疾駆する様は、神々しく美しいシーンだと思うが、それに到るまでの描写が少し不足気味だから効果もいま一つだったように思う。 馬と人間、異種間の友情とか、信頼とかいうものがどうして生まれるのか私にはよく分からないが、その分からないものを何となく分かったような気にさせてくれるシーン、描写が欲しかったのだが。無い物ねだりなのだろうか?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)かるめら ダリア[*]

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