[コメント] スイミング・プール(2003/仏=英)
サニエちゃんの肢体にKO負け。「8人」のプリティな感じとがらりと変わっていたから、ビックリしました。でもホントは、あれだけ気前よく何度も脱がなくても、「効果的な1回」の方が、個人的にはグッとくるんだけどなぁ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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と、お色気は置いといて、ストーリーは「えっ?」で終わってしまった。「どこからが小説だったのか?」というのは勿論、「どこまでが小説だったのか?」という事。実はチャールズ・ダンスに原稿を見せる部分までが「小説の一部」にような気がして。つまり、冒頭でチャールズ・ダンスが新人作家と話しをした後、サラと話しをし始めて、南仏行きを勧めるところから、もう小説は始まっていて、最後に他社から出版したところまでが小説。で、本物の娘とすれ違うところは、実は冒頭の出来事直後の事務所での出来事。と、この説は、シャーロット、ダンス、受付係の3人の服装を確認していないので、ちょっと弱めだが。
もうひとつ、決定的に分からないのが「サニエちゃんの母」について。サニエちゃんの荷物をサラがあさって、赤い表紙の本(日記?)を見つけたとき、1枚の写真があったはず。あれが母?、それともやはりサニエ=母なのか?母について語る「庭師の娘」の老けよう。さらにその「赤い本」はなんなの?
というわけで、なんだかキツネにつままれた様な奇妙な思いのまま、映画は終わる。劇中、ダンスが語る「ひねりが無い」とかの感想が、そのまま映画の感想。この「ミステリーとしての完成度」が、映像としての評価したときの点数を、思いっきり下げている気分。
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