でも、見た人の心にはなにかしらの感動（泣けるという意味だけではなく、心を揺さぶられるという意味において）を与える力は充分あると思う。それは多分に長澤まさみの演技によるところが大きい。この映画での姿より輝いている長澤まさみを見た人っているんだろうか。彼女が今後どういう女優になるのかはわからないが、これは才能ある女優がその才能を大衆に教えてくれた作品であり、見ていない人よりも見た人の方が多分得していると思うよ。