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[コメント] ヴェロニカ・ゲリン(2003/米=アイルランド=英)

ケイト・ブランシェットがなにより魅力的であった。きりりとした雰囲気で映画全体を引き締め、実話ということのインパクトを上回るくらいに魅力的だったようにさえ思えた。
シーチキン

ただ、犯罪組織の描き方が、いかにも映画的というか、映画の世界ではやや型どおりのような気がしないでもない。それに、およそ2年にわたる日々を駆け足で描いているような気がして、やや平板な感じはした。

それでも実際に起きた事件を取り上げて、ジャーナリズムの姿勢を問うたテーマには十分な迫力があった。このような事実が、実際に存在している、ということの意味は重いと思う。そのことを映画によって伝えようという姿勢は、本作でいえば、あまりにストレートすぎて、暗澹たる思いをも残した。

(評価:★4)

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