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[コメント] フィールド・オブ・ドリームス(1989/米)

野球への愛に満ちあふれているキンセラの原作を優しく解きほぐして、美しい映像に転化している。だからどっちが上とはいわない。もちろんラストで は大泣きしたが。レビューは、<思わずロケ地に行ってきました>
chilidog

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







<思わずロケ地に行ってきました>

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そんなこんなで行ってきました、アイオワに。

先んじて行った方のアドバイスどおり、ミネソタ州ミニアポリスから小さな飛行機に乗ってアイオワ州シダーラピッドという街へ。

左右に緑の絨毯がひろがるなだらかな丘を上ったり下ったりしているうちに とうもろこし畑の生えている脇道に。ああ映画で観た光景だ…と思っていた矢先、パっと目の前が開けた。あの球場だ。

天気はどんよりと白い雲が低くたれ込め、あたかも映画の冒頭の雰囲気。適度に手入れされた柔らかい芝も、白いコテージや観客席も、濁った緑色を力強く天に伸しているとうもろこしの壁も、みな映画のままだ。今にもあの選手達が出て来て、プレーするようだ。しばし夢心地。

映画の公開のあと、この球場はもとの畑に戻るはずだった。今でも全米各地からこの「天国」を観にくるファンが訪れるという。僕らが着いた時には誰もいなかったが、暫くして数組の親子などがボールやグローブを手にグランドに足を踏み入れている。ゆったりとした時の流れに身を任せてアイオワのやわらい風を吸った。

(評価:★5)

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