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[コメント] ロスト・メモリーズ(2002/韓国)

「やちゅらのもくてきゅは・・・」チャン・ドンゴンが頑張っているのは十分分かるけど、それでも思わず笑ってしまう。つーか何となくチョウ・ユンファに似てません? 2004年8月4日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







タイムトラベルが絡む展開は観客の度肝を抜く為(韓国人観客を満足させる為?)で伏せるべきネタなのでしょうか?予告でバンバン流されてた気がしますが。

って訳で、このタイムトラベルの展開を知っている上で鑑賞。予告を見た段階では全然面白そうに見えなくて無茶苦茶なやりたい放題のトンでも映画なんだと思っていた。まぁ実際、壮大な物語、と言うよりも無茶苦茶な物語と言えなくも無いし、少々細部にチープな描写があったりするけど、かなりの健闘作。特に台詞の殆どが日本語、と言う事であちら側の役者達の健闘ぶりに拍手を送りたい(でも、なんで戦後数十年日本の統治下にある朝鮮の人たちがカタコトの日本語を喋るのだろうか?ま、そこに突っ込むのは野暮ってモノだし、仕方の無い事なんだけどね。ただ、そこまでディテールを追求して欲しかったな。朝鮮語(ハングル?)が生き残っている事に関する、客を納得させるだけの理由みたいなのを)

クライマックス、突如「タイムトラベル」と言うスパイスが持ち込まれた時、殆どの客は呆れるか驚くかって感じなんだろうけど、予告で知っていて、何も期待していなかった分、ぼーっと見れたので「時間の門」だの言葉が出てきても特に動じなかった。そんな意味では今回の予告編は成功といえるのかもしれない。

ただ、そこで「時間の門」ってチープすぎないかなぁ・・・まぁプロパガンダ映画(?)なんだから、納得行く結末をつけなければいけないって意味では、こうしないと話の収拾が付かなかっただけかもしれないけど・・・

話は無茶苦茶でどうかと思うけど、脚本や音楽など、結構健闘していて割と良い。特に何度も伏線を張りながらしっかり回収し続け、そしてそれなりに主役二人の友情やら描いている辺りは、中々手堅いな、と関心。

ただし、なぜチャン・ドンゴンが仲間にハメられなければならなかったのかがイマイチわからんのだけど・・・

あぁ、それから聞き間違い(字幕の読み間違いかな?)かもしれないけど、「日本に統一されていなかった場合の歴史」を学者か誰かが解説する時に「韓国は朝鮮半島を統一・・・」って聞こえた(見えた?)気がしたんだけど・・・そりゃいくら何でもやりすぎだろ。

どうでもいいけど、『シュリ』に引き続いてポカリの自販機が銃撃戦で蜂の巣になっていましたが、韓国映画界は何か恨みでもあるんですかね?(冗談)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)kazya-f[*] キノ[*] IN4MATION[*]

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