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[コメント] 昼下りの決斗(1962/米)

1人の男の生き様を描いた傑作。昔連邦保安官で名を馳せたが、今は字も満足に見えない初老の男が主人公というシブい脚本だ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男は結婚しなかった。昔の相棒が言う「保安官なんて女は嫌がるさ。例のあの娘は牧場主と結婚して子供が出来た、と聞いたぜ」。男は続けて言う「そして今は孫が3人いる」。・・・男はしっかり調べている。今迄ずーっと気になっていたという事だ。

保安官を辞めた男は、酒場の用心棒、バーテン等を勤め、そして今回の銀行の警備だ。

イニョー国立森林公園(Inyo National Forest)の森は雄大というのではないが、とても美しい。落ち着いた湖があり、平坦な所もあるが、急な斜面も多い。まるで彼の人生のようだ。(深読みし過ぎか)

決斗は壮絶だった。その割にはラストがあっさりしているように思ったが、男の生き様を描いたのであれば、作者としてはこれ以上語ることは何もない、ということで、これで良いのだろう。

(評価:★5)

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