[コメント] エノケンのちゃっきり金太(総集編)(1937/日)
本来の半分ほどに切り刻まれた作品であり、道理でギャグが少なく、コメディとしては物足りない。だが、ミュージカルシーンではエノケンの本来の芸が存分に生かされているように思えた。
酒宴で円陣を組んで枕を投げ、受け取った者が歌を歌って続けるゲーム。「♪花は霧島、タバコは国分」「♪うちの女房にゃヒゲがある」など、少しも間をあけず唄い継いでゆくシーンは聴き物だった。
ギャグとして気に入ったのは、エノケンと中村の追いかけっこ。駕籠で追いつ追われつするのだが、だんだん駕籠かきの人数が増えてゆき、ついには自分の足で走り出してしまうあたり。
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