[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)
ネットの狭間で戯れるデカルトの亡霊(ゴースト)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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現実と虚構捏造の不確定性、そして「私の中のゴーストが囁くの」。サイバーな意匠を身に纏いつつも、つまるところ「我思う、ゆえに我あり」の壮大なるバリエーション(変奏)、といった趣のような気が。ただし、虚構世界に支配されつつある世界においては、かつての哲人デカルトも、その言葉の力強さを失い、幻のように朧な姿で見え隠れするのみ。
これに続く『イノセンス』も拝見しましたが、この映画がある意味ピークだったのかも。その後も同じ問いを続けていきながらも、草薙素子というヒロインの扱いを持て余して、話に盛り込めなくなってしまった感が強かったので。
個人的には、どちらかといえばTVシリーズ総集編の『笑い男』事件の方が好きです。こちらも結末と、それに向けての展開に持て余し感はあったとはいえ、SFサスペンスとしての求心力や、ハードボイルド色がこちらよりも際立っていた気がします。
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