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[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)

電脳映画はどうして戦闘、殺戮ばかり?
不眠狂四郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 電脳、仮想現実、ゴーストと大好きな言葉が並ぶ。しかし、その世界でなぜ人は武器を持ち戦う。戦闘なくして未来とそこに存在するリアルな人間像は語れないとでも言うのか。バーチャルリアルを手に入れた人間がそこに創造するのは戦闘、殺戮だけなのか?それらは映画エンターティメントとしての必須なのか?ほんとか?確かか?

 この映画には敵がいない。というよりも、戦闘、殺戮シーンを作るために無理やり敵を想定し戦いあけくれているのだ。くだらん!だから戦いに心情的リアリティーもなければ悲しみも無い。だから最後のバドーの愛の告白もスカになり、転生したモトコにも愛情がわかない。

"「記憶」をもつ人間"という観点で哲学的考察を取り入れてリメイクしてくらさい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ダリア[*]

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