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[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)

一見難解な物語にもかかわらず、その大筋を理解するのに困難が生じないのは、基本的に「刑事モノ(捜査モノ)」のプロットを踏襲しているからだろう。その「刑事モノ」のプロットを踏み越えているシーンがこの映画の優れた点であることは云うまでもないが、同時に(私にとっては)退屈な点でもある。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「職業」と「アイデンティティ」を限りなく同一化させながらその両者の間で引き裂かれてゆき、「職業」を全うすることによって最終的に「職業」を放棄してしまう(ように見える)草薙素子のキャラクタは、『ダーティハリー』のクリント・イーストウッドや(本作と公開時期の近かった)『セブン』のブラッド・ピットにも通じる、かもしれない。その意味でも刑事モノ。

(評価:★3)

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