[コメント] 16歳の合衆国(2003/米)
全ての思春期の少年少女に必要なコトバ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「大丈夫。何も心配ない。(ぐっと抱きしめる)」 ラストのこの台詞(の欠如)こそまさに「理由」である気がします。劇中ガールフレンドがまさにこのコトバを彼にせがみますが、彼は(なんやかんや理由をつけて)応える事が出来ない。それは彼自身が父親にそうされた事がないから。--無償の愛--悲しみと悪から大切な人を守る力。無自覚ながら彼はその力の意味を知っているし、彼自身もガールフレンドの障害児の弟を包み込んであげている。でも彼を(本当に意味で)包んであげてくれる人がいなかった→(カルデロン夫人のエピソードに結びつく)ラストの台詞は自分自身に向けられたものであることは明らかで非常に感銘を受けました。 自分にとっては「断片の総和は・・・」なんてオサレなコトバより「何も心配ない」と言われたいですね。 少年院での始末の付け方とかどうでも良かったです。久々に胸を突いた映画でした。
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