[コメント] ゴジラ(1954/日)
厳かで美しい。
それはこの映画がゴジラも人間も尊厳ある存在として描いているからだと思う。だから、怒りの発露として東京を襲うゴジラの姿も、それに蹂躙される人間の姿も、悲しく痛ましく、嗚咽が止まらなかった。
ゴジラの足音と鳴き声は伊福部昭氏の発案で、それぞれ音響増幅用の箱を叩き、また外したコントラバスの弦を松ヤニをつけた皮手袋でしごいて起こした音だそうです。その所為かより音楽的な響きがあり、そのことが、ゴジラに神話的な存在感を与えているように感じました。
(2014.06.10@TOHOシネマズ渋谷1)
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