[コメント] 永遠のモータウン(2002/米)
やはりミュージシャンという職人的職業のせいか、ちょっと普通の人と違ってたというところが伝説的に語られるところがいいね。それでいいと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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たった一枚の貼り紙で失業ってところがイタイよね。レコードに名前がクレジットされることもなく、今みたいに代理人をたててギャラの交渉をするでもなく、不当解雇を訴えるでもなく。 21世紀になってやっとごほうびにグラミー賞をもらった。
今回、やっぱり、バンドの最前線に立っているのはヴォーカリストだと改めて思わされた。 ファンク・ブラザーズのリユニオンなのに、ひときわ目立ってしまっている(いや、このゲストたちも、半端じゃないのだけれど)のはヴォーカリストなんだもん(笑)。
でも、いつまでも耳にのこるのは、聞きなれたイントロや間奏、ブレイクをブレイクするドラムの小気味よさ、ホーンのけたたましさ、乾燥した感じや、埃っぽさ。 その全部が、あらゆるエフェクタがあり、立派なスタジオがあり、どんな音加工も可能な、今となっては、けっして再現できない― 「黒人・白人っていうわだかまりはなかったの?」若いミュージシャンが、ファンク・ブラザーズのメンバーにたずねるのだった。差別も激しかったけれど、平等な社会が来るってことも信じられた時代だった ―時代の音っていうものがあるなら、モータウンのサウンドってまさしくそれなんじゃないかと思う。
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